不完全な夫、不完全な妻

相手が腕力や言葉、あるいはまったくの無関心によって私たちを傷つけ続けているのでないかぎり、ここでの結婚に身をゆだねるとは、とどのつまり、
結婚を解消したからといって事態が好転するわけではない、と知るようになることだ。
なぜなら、どこへ行っても、私たちは私たちだからである。
結婚生活を捨てて、別の人のもとへ走ったところで、その人は自分が捨てた人よりも、さらに大きな重荷を背負っているのに気づく場合が多い。
非難の矛先を向ける長年の不完全な相手がいなくなったとき、ずっと自分を苦しめてきた原因は、不完全な自分自身のほうにあったことがわかるのだ。
私が到達した結論は、自論を証明するために広範囲にわたる長期的な研究をおこなった、学問的なものでも、精神的なものでもない。
数多くの人たちに、数多くの恥ずかしくなるような質問を、キッチンやレストランや飛行機の中や散歩中の砂浜や、電話やEメールで浴びせた、
詮索好きな一ジャーナリストとして、こうした結論に達したのだ。
それはアメリカの津々浦々から集めた、さまざまな収入レベルと文化的背最を持つ男女の声を代弁している。
とはいえ、一番すばらしい内容の多くは私自身のたまり場、つまりワシントンDC近辺に住む友達や、
ジャーナリスト、芸術家、看護婦、医師、弁護士、ウェイトレス、女相続人などから聞いた、苦悩の声がもとになっている。

たとえば髪型は、ちょっと長め。
くちびるはポッテリと厚く。
華著に見えるけど、意外と広い背中。
「狼少年ケン」みたいに(古)、健康的な褐色の肌。
おなかには、ひそかにワルぶった、へそピアス。
あ、思いっきり自分の好みを書いてしまいました。

出典:結婚相談所 選び方